平野慎也(アッシュ・ブーム コピーライター/宣伝会議コピーライター養成講座2008年春・上級コース、2011年春 石川・岡本クラス、2012年春 谷山クラス修了)
明けましておめでとうございます、平野慎也と申します。
アッシュ・ブームという広告制作会社で働く2年目コピーライターです。
若手コラムも2年目に突入したのだそうで、
これまでになかった「新人コピーライター」について
フレッシュな気持ちで担当いたします。
宣伝会議のコピーライター養成講座では、
上級コース→石川・岡本クラス→谷山・井村・吉岡・照井クラス
でお世話になりました。お世話になりすぎて受講料を分割払い中です。
僕にはド派手な仕事経験もなければ、
名前が売れているわけでもありません。
それでも、コピーライターを目指す学生さんや、
未経験からの転職を希望されている方が知りたい
「ぶっちゃけ、新人ってどうなのよ?」
という疑問にはお答えできるのでは、と思っています。
2013年、なんとかブレイクしたいコラム、はじまります。
意識の高い学生→意識のない学生
在学中から養成講座に通っていたこともあって、
コピー好きの仲間は多くいました。
宣伝会議賞にも大学1年(2006年)から応募していたし、
広告関連のアルバイトも経験させてもらいました。
いわゆる「意識の高い」学生。
もちろんコピーライターになるつもり。
正確には、なれると勘違いしていました。
いざ就職活動をはじめてみると、気づいたのです。
「コピーライターにはなりたいけど、その会社を志望する動機がない」
いっきに自信をなくしました。
なんとなく、で会社を選ぼうとしていたなんて…!
それでもポートフォリオは好評だったり、現場の方とは話が合ったりして、
続ければなんとか決まる…なんて思ってみるも全然ダメ。
会社で働く「意識がない」んだ、と気づかされました。
経験がなければ、つくるしかない。
いっそ、就活なんて休んじゃえ。
現実から逃げ出すように宣伝会議賞に打ち込みました。
初めて段ボールで応募した1500本のコピー。
高橋酒造さんの課題で協賛企業賞を受賞しました。
“「しろ」がないと、食がさみしくなる。”
というコピーです。
コピーを書くことにプレッシャーなんて
ちっともなかったのに、今年は失敗したくない。
コピーに傾ける視線が、趣味から仕事へ移行したような気がします。
なにより、褒められるって最高だ!
ようやく作った実績と、復活したやる気を原動力に
2年目の就職活動を始めたのでした。
来週は「ホントにあるの?Twitter就職」をお送りします。
平野慎也(ひらのしんや)
アッシュ・ブーム コピーライター。1987年生まれ。静岡県浜松市出身。首都大学東京 都市教養学部経営学系を卒業後、2011年から現職。第47回宣伝会議賞 協賛企業賞、第26回・第28回読売広告大賞 協賛社賞を受賞。宣伝会議コピーライター養成講座 2008年春上級コース、2011年専門コース(石川・岡本クラス)、2012年専門コース(谷山・井村・吉岡・照井クラス)修了。
コピーライター養成講座卒業生が語る ある若手広告人の日常
- 2012年12月 室山加奈子「Webディレクター、コピーを学ぶ」
- 2012年11月 小野勇樹「いちデザイナーが感じる、言葉の大切さ。」
- 2012年10月 貝洲岳洋「(極私的)広告セレンディピティ(1)」
- 2012年9月 林潤一郎「よく考えない。」
- 2012年8月 小林麻衣子「女子力」より「おっさん力」
- 2012年7月 杉山元規「悩める29歳(1)」
- 2012年6月 栗栖周輔「学歴なし、職歴なしで広告業界に入るには」
- 2012年5月 永友鎬載「僕の失敗(1)」
- 2012年4月 大津健一「幸運の女神は最終講義で微笑んだ」
- 2012年3月 大重絵里「考え続けられる人が、輝いている」
- 2012年2月 山川力也「コピー」じゃなくて、「いいコピー」を書くために。
- 2012年1月 安田健一「土俵に上がれない時代は、土俵づくりから。」
『コピーライター養成講座』
講師は一流のコピーライターが直接指導 プロを育てる実践型カリキュラム
いまでも多くの有名クリエイターを輩出している本講座。幾度かの改変を経て、内容を一新。コピーやCMといった、広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。