販促会議の人気連載コーナー「これがプロの企画書だ!」に掲載している企画書の一部を公開。企画の立案や企画書の書き方の参考にしてください。
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Z美術館における新規来館客の開拓を目的とした企画提案
「販促会議」2013年3月号連載「これがプロの企画書だ!」より
(作成者)
読売広告社 宮崎憲一氏/藤田剛士氏/松田航平氏
(オリエン内容)
- クライアントはZ美術館(西洋絵画や彫刻メインに展覧会を行う)への自主提案。
- 某有名画家の回顧展を開催するにあたり、集客はもちろん、これを機に新たな顧客層を獲得するイベント型のプロモーションを行いたい。
- 顧客の“質”にはこだわりがあり、アートに関心がある人を呼び込める施策が望ましい。
プレゼントーク(1)
本展覧会で行うプロモーションを提案するにあたり、まず、オリエンテーションで頂いた課題を次の三つに整理しました。
一つ目は、アート関心層にとって来館のハードルとなっている、当美術館の「敷居の高さ」を解消するため、単に呼び込むだけではない“体験型”のプロモーションをつくること。二つ目は、女性とシニアに偏りがちな来館者層の拡大のため、新規層をターゲットにすること。三つ目は、休日に集中している来館者数を維持しつつ、平日の来館も増加させること。以上三つの課題を解決するプロモーションを提案します。
ポイント(1)
- ヒアリングを踏まえての自主提案だったため、まずは簡潔にヒアリングのポイントをまとめ、それぞれの解決の考え方を整理。
プレゼントーク(2)
まず、アート関心層のうち、誰をプロモーションのターゲットにすべきか考えたとき、私たちは20代・30代の女性に注目しました。それは、彼女たちには周囲を巻き込む消費をしてくれるという特性があるためです。
当社による調査データによると、彼女たちの特性として、まず「同性の友だち」を巻き込み、お互いに共感しながら消費をする傾向が見られます。また、家族という視点で見ても、決定権は圧倒的に妻が握っているため、若い女性の来客を増やせば、子育てファミリーやDINKSを取り込むことができます。そして、「母と娘の関係」。若い女性はその母親と友だちのように行動をともにする傾向があります。このように、20~30代の女性は、周囲のさまざまな親しい人を巻き込む消費をしてくれます。
ポイント(2)
- オープンデータを用いて、最近の若い女性の消費行動の傾向をピックアップする。
(次ページへ続く)
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