電通は、ミャンマーの旧首都・ヤンゴン市に子会社でASEAN・オセアニア地域のグループ各社を統括する電通アジアの支店を開設し、7日に営業を開始した。支店長は、電通アジアでディレクターを務める楊啓源氏が兼務する。
今回の支店開設について、同社は「民主化が進むミャンマーは現在、市場経済の形成期にあり、新たな成長市場として各国企業からの注目が高まっている。政府が積極的な外資導入に向けて関連法規の策定など基盤整備を進めていることもあり、日本企業、欧米企業の進出意欲が高まりつつある。こうしたミャンマー市場のポテンシャルに着目し、支店開設に至った」(コーポレート・コミュニケーション局広報部)と話す。今年12月には、「第27回東南アジア競技大会」がミャンマーで開催されることから、スポーツイベントと連動した広告活動の需要も見込まれるという。
電通アジア ミャンマー支店は、今後、日本およびASEAN地域のグループ各社、また地元の広告会社と連携しながら、日本企業を中心とした顧客に対して、幅広い広告コミュニケーション・サービスを提供していきたいとしている。