電通、仏ピュブリシスグループの全保有株式を売却

電通は15日、同社が保有するピュブリシスグループの株式、387万5139株(2011年12月末現在の発行済み株式総数の約1.85%)を、ピュブリシスに売却した。売却価格は1株当たり46.82ユーロ、売却総額は日本円にして約228億円となった。

ピュブリシスは、フランス・パリを拠点とする世界的広告グループ。電通は2002年9月から2012年2月までの10年にわたって、ピュブリシスと戦略的提携契約を結んできた。2012年2月に同契約を解除、同月に電通が保有するピュブリシス株式の大部分を、また同年3月には強制転換社債(ORA)のすべてを売却した。

両社は、今後も協働できる機会があれば、引き続き個別に検討・推進していく考え。また、両社が共同で設立したビーコンコミュニケーションズ、および電通レイザーフィッシュの経営体制・方針は変更しないとしている。

今回の売却により、電通は2013年3月期において連結・単体ともに約130億円の特別利益を計上する。
それに伴い、2012年11月8日に公表した2013年3月期の連結・単体の業績予想を上方修正した。



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