企業のインバウンドマーケティング支援を手掛けるマーケティングエンジン(東京・渋谷)は25日、Web制作のインフォバーン(東京・渋谷)、イベント運営の告知や集金を行うプラットフォームを提供するイベントレジスト(東京・品川)の2社とそれぞれ業務提携を行うと発表した。コンテンツの制作やイベント来場者からの顧客発掘など、インバウンドマーケティングに関わる専門サービスを強化する。
インバウンドマーケティングは、インターネット上で行うSEO(検索エンジン最適化)やソーシャルメディア、ブログなどの活用で、潜在顧客に自社の存在を見つけられることを目指し、潜在顧客側が近づいてくることで見込み客化につなげるマーケティング手法で、主にBtoB企業のマーケティングに向くとされている。見つけられるためにはオウンドメディアのコンテンツ拡充が鍵とされる。マーケティングエンジンは、米HubSpot(ハブスポット)社(マサチューセッツ州)が提供する企業のインバウンドマーケティング支援の統合ソフトウエアを日本国内で販売している。
インフォバーンは企業のオウンドメディア構築やコンテンツ制作に強みを持つことから今回の業務提携に至った。イベントレジストは、オンライン上でイベントの告知から事前集金、参加者管理ができるプラットフォームを運営している。BtoB企業はセミナーやカンファレンスを新規顧客獲得に活用するケースが多く、より効率的なマーケティングが可能になるとしている。