アップルがスマートウォッチ“iWatch” (アイウォッチ)を年内に発売するとのうわさが広まっている。
iWatchは、モバイルOS「iOS」を搭載し、お馴染みの音声アシスタント機能「Siri」や顔を見ながらiPhone通しで通話できる「FaceTime」などの機能のほか、液晶画面のお知らせ機能や万歩計、健康チェック機能などもついているという。
ただし、こうした機能を満喫するには「バッテリーの持ち(駆動時間の長さ)がまだ合格点とはいえない水準」との説もある。
また、3月4日のBloombergの記事では、iWatch (アイウォッチ)は高精細テレビよりも高い収益を生む可能性があると報じられている。世界の腕時計市場は今年600億ドルを超える規模(売上高)まで成長する見通しで、腕時計市場の粗利率は約60%と高い。これに対して、テレビ市場の規模は1190億ドルになる見通しだが、粗利率は15%程度(腕時計の4分の1程度)。つまり、600億ドル×60%=360億ドルの時計のほうが、1190億ドル×15%=178.5億ドルのテレビよりも儲かるというわけだ。
これに対して「腑に落ちない」と疑問を投げかけるのは三国大洋氏だ。同氏はZDNet Japanで、「高級嗜好品である腕時計は何年経っても価値が落ちることはなくむしろ上がるが、1~2年で新しい競合製品が出てくる電子機器では同じ粗利率を得るのは難しいのではないか」と述べている。
とはいえ、アップル・ユーザーにとってiWatchが、ロレックスやカルティエなどのような高級ブランドに匹敵する価値をもつようになる可能性も否定できないのではないか。iWatchの発売に向けて、アップル・ファンの期待が高まることは間違いなさそうだ。
『環境会議2013年春号』
『環境会議』『人間会議』は2000年の創刊以来、「社会貢献クラス」を目指すすべての人に役だつ情報発信を行っています。企業が信頼を得るために欠かせないCSRの本質を環境と哲学の二つの視座からわかりやすくお届けします。企業の経営層、環境・CSR部門、経営企画室をはじめ、環境や哲学・倫理に関わる学識者やNGO・NPOといったさまざまな分野で社会貢献を考える方々のコミュニケーション・プラットフォームとなっています。
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