日本コカ・コーラは「コカ・コーラ」ブランドの2013年度のキャンペーンを4日から実施している。ペットボトルのラベルに印刷された年にヒットした楽曲10曲を、インターネットを通じて聞くことができるというもの。思い出の年を選んで「懐かしのメロディ」を聞いてもらうことで、消費者にとってコカ・コーラとのブランドロイヤリティを高める狙い。テレビCMは6日から放映している。
日本コカ・コーラが設立された1957年から今年(2013年)までの計57種類のラベルを用意した。ラベルに印刷された9ケタのコードを専用サイトに入力して楽曲を聞くことができる。ソニーが提供する定額制音楽サービス「Music Unlimited(ミュージックアンリミテッド)」とタイアップしたもので、楽曲はストリーミングで配信される。フェイスブックやツイッターで広めると、受信した人は楽曲を30秒ずつ試聴することができる仕組み。
対象は「コカ・コーラ」「コカ・コーラ ゼロ」の300ml、500ml、1.5リットル、2.0リットルのペットボトル。キャンペーンと年号を記したボトルの発売は6月まで、楽曲は8月末まで何度でも再生することができる。57種類のボトルを用意することで、リピート購買につなげる狙いもある。
「思い出のそばにはコカ・コーラと歌がある」をキャッチフレーズに、ブランドと音楽との親和性を訴求する。「コカ・コーラ」ブランドでは2009年頃から、音楽と連携したキャンペーンを多く展開しているという。Webサイトはバスキュールが制作した。