大阪広告協会は22日、大阪や関西地区の広告界に貢献した企業や個人を顕彰する「大阪広告協会賞」「やってみなはれ佐治敬三賞」の受賞者をそれぞれ発表した。
2012年度に優れた広告活動を行った企業や地域広告界の発展に貢献した企業・個人に贈る「大阪広告協会賞」には、吉本興業が選ばれた。大阪の「笑い」の文化を担い、2012年は100周年を記念し「大阪おもろナーレ」をテーマに大阪から様々な情報発信を行ったことなどが評価された。
関西を基盤に活躍したクリエーターに贈られる「佐治敬三賞」には、電通関西支社の中尾孝年氏が選ばれた。中尾氏は江崎グリコ・アイスの実「江口愛実」キャンぺーンやサノヤス・ヒシノ明昌の企業CM「造船番長シリーズ」などを手掛けたことで知られる。演出の力で強く印象に残る広告を制作し、大阪のクリエイティブの活性化に貢献したことが評価された。
両賞の贈賞式は、5月30日に大阪市内で行われる大阪広告協会通常総会後に開かれる。