電通と博報堂の産学連携プロジェクト「MIRAI DESIGN LAB.」は29日、全国の学生を対象に未来構想のアイデアを募る、第2回「MIRAI DESIGN AWARD」の応募受付を開始した。
「MIRAI DESIGN LAB.」は、全国の大学生・大学院生とともに未来の社会を構想し、コミュニケーションの力と可能性で未来を創ることを目的に、電通と博報堂が2010年に共同で立ち上げたプロジェクト。発起人は、電通プロモーション事業局プロモーション・デザイン室長の池永忠裕氏と、HAKUHODO DESIGN代表取締役社長の永井一史氏。
「MIRAI DESIGN AWARD」は、同プロジェクトが実施するコンテストで、2011年に第1回を開催。「20年後の社会を見据えた、コミュニケーションのアイデア」を学生から募集し、入賞者とプロジェクトメンバーはその後1年間にわたって、アイデアの実現に向けたワークショップや実験活動を行った。
今回開催する第2回の募集テーマは、「2030 年の学び」。2030年の日本がイノベーターの活躍にあふれる国であるためのアイデアを募集する。
対象は全国の専門学校生、高等専門学校生、大学生・大学院生で、プロジェクトの公式サイトから応募フォームにアクセスし、テーマに沿った2つの設問に回答することで応募が完了する。
審査はプロジェクト発起人の池永氏・永井氏が務めるほか、特別審査員として野村総合研究所顧問で東京大学公共政策大学院客員教授の増田寬也氏、 ジャーナリスト/メディア・アクティビストの津田大介氏が加わる。「ビジョン」「課題認識」「アイデア」の3点から、「未来を構想する力」を総合的に審査・評価する。
応募締切は4月30日の17時を予定。入賞者は5月下旬までにプロジェクト公式サイトで発表される。入賞者はその後、6~9月にかけてプロジェクトメンバーとともにアイデアの具現化・事業化に向けたワークショップを重ね、9月26日に最終発表会を実施する予定としている。