消費者の心をつかむ「販促アイデア」を募集
宣伝会議は4月1日、販促アイデアを企画書の形式で募集するコンテスト「第5回販促会議 企画コンペティション」の課題を発表し、作品募集を開始した。5回目を迎える今回は、ドミノ・ピザ ジャパン、森永乳業、ライオンなど15社の企業から16課題が出されている。課題の詳細は『トッププロモーションズ販促会議』2013年5月号にて発表しており、応募締め切りは6月3日。第一線で活躍するプロモーションプランナーら9名が審査に参加する。グランプリ発表は10月1日。
グランプリを受賞した企画が商品化、漫画化
販促会議 企画コンペティションは2010年にスタート(当時の名称は販促会議賞)。第4回では1583点の応募があった。これまでグランプリ受賞企画が実際に商品化されるなど、より実務に即した展開も生まれている。
第4回でグランプリを受賞した作品「365チェキ!」は、インスタントカメラ「チェキ」の購買を喚起させる企画として、富士フイルムの課題に対して応募されたもの。このアイデアをもとに、一日一枚、赤ちゃんの写真を撮影し、成長の記録を簡単に写真に残せるセット「チェキmini 25 BABY BOX」が2012年9月に商品化された。
また第1回でグランプリを受賞した作品「シークレット・メッセージ」は、ティーンのコカ・コーラ飲用者・飲用頻度の拡大につながるプロモーション提案として、日本コカ・コーラの課題に対して応募されたもの。コカ・コーラのボトルに書かれたメッセージが、飲み終わると現れるというアイデアが、漫画雑誌『別冊フレンド』2013年5月号(講談社刊)の漫画作品に登場。登場人物が気持ちを伝えるための手法としてストーリーの中で採用されている。