【この記事のコンテンツ】
- 「プロモーションメディアとしての展示会の活用方法~ファブリック活用からインドを中心としたアジア事情まで~」
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プロモーションメディアとしての展示会の活用方法~ファブリック活用からインドを中心としたアジア事情まで~
株式会社昭栄美術 取締役 事業推進部 部長 植木 雅史 氏
プロモーションメディアとしての展示会の企画・製作を手掛ける昭栄美術では、アジア地区を中心とした海外での展示会出展やイベント展開をトータルでサポートしている。
アジアは現在、新しいメガコンペティションの核として、低迷する欧州や業績回復を目指して国際化への取り組みを意識し始めた北米の展示会産業を引き付けている。同社 取締役 事業推進部長の植木雅史氏はアジアの展示会事情について、「現在、アジアでは盛んに展示会が行われ、国策によって設立された展示会場も増えてきています。一方、アジアマーケットにおける各国の装飾費を比較すると日本は格段に高く、海外の出展者からすると、すでに市場が成熟して将来的な発展性も低い日本の展示会に出ることに対し、消極的な声も多い」と語った。
同氏はまた、同社のパートナー企業などを含むアジア各地の施工会社を紹介。コストのみならず、クオリティを維持していくためのポイントを語り、アジアにおける展示会マーケットを成功させるポイントについて解説した。
次に、NPO法人日印国際産業振興協会の安井重麿氏が登壇。インドにおける同協会の活動の紹介を通して、インドのプロモーション事情について語った。
「当協会にも週に10件ほどの問い合わせがあります。内容は、インド企業とのマッチングはどうすれば良いか、競争企業のインド進出状況を知りたい、販売先となるデータベースが欲しいといった内容が多いです。インドはまだこれからという印象だと思いますが、実際には日本の大手企業もすでに動き出しています。まさに注目のマーケットです」(安井氏)。
最後に、昭栄美術は同社商品「テンションファブリック」を紹介。最大2400mm幅のロールで大型カラー出力を実現したことにより、広範囲のグラフィック面を簡単に交換できる点が特徴だ。イベントにおける同商品の活用方法や、展示会後の営業のための顧客情報選別ツール「ListSorter」などを紹介し、講演を終えた。
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