英国の航空会社・ヴァージン アトランティック航空は2日、同社の全職員のユニフォームのデザインを一新すると発表した。新たなユニフォームのデザインを手掛けるのは、英国のファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド (Vivienne Westwood)。
新デザインは、英国の伝統的な縫製技術と、ヴィヴィアンならではのカッティング技術をベースとし、「ヴァージン アトランティック航空のキャビンクルーらしい、グラマーでスタイリッシュなイメージを取り入れる」(ヴィヴィアン・ウエストウッド発表資料より)としている。
新ユニフォームには、使用済みのペットボトルから作られたリサイクルポリエステル糸など、リサイクル素材を積極的に使用するほか、長期にわたって着用できるよう、スーツの生地には衣料を長持ちさせるナノ加工を施す。さらに、「Closed Loop Recycling(クローズド・ループ・リサイクル)」と呼ばれる手法を採用することで、着用後のユニフォームは繊維に戻し、また新しい衣料を作ることができるという。
今回のデザインプロジェクトにおいては、キャビンクルーだけでなく、パイロットや地上職員を含む計7500人以上のスタッフのユニフォームを刷新する。7月に試着をスタートし、実用性や着心地に関するスタッフからのフィードバックを経て、2014年に本格的に導入する予定だ。