インターネット上のリスク管理を手掛けるエルテス(東京・港)は、大学や中高などを対象に、ソーシャルメディアの個人利用に伴うリスクとその対策についての知識を付けさせる学生向け研修プログラムを5月中に提供開始する。学生の失言や不適切な振る舞いについての書き込みがネット上の「炎上」に発展し、学校の評判にも影響を及ぼすケースが増えているとして、学校側の危機管理策の一環として導入を促したい考え。
具体的には、講義形式による研修とEラーニングのプログラムを提供する。炎上に至る原因や事例紹介、予防策や事後の対応策などをカバーする。回数は1回から複数回まで、Eラーニングで理解度テストを行うこともできる。価格は25万円から。
同社はこれまでも企業や学校向けの研修プログラムを提供してきたが、ニーズの高まりを受け強化する。初年度100校の実施を見込んでいるという。