電通、インドのデジタル・クリエイティブ・エージェンシーの株式80%取得で合意

電通のインドにおける子会社「電通メディア・アンド・ホールディングス・インディア(DMHI)」は23日、同国に本拠地を置き、デジタル・クリエーティブ関連事業を手掛ける「ウェブチャットニー・スタジオ社」の株式80%を、ベンチャーキャピタルなどから取得することで合意したと発表した。またDMHIは、ウェブチャットニー・スタジオ社および同社株主との合意に基づき、2017年までに同社を完全子会社化する予定としている。現在、電通の取得分以外の同社株式20%は、同社の経営陣が保有している。

今回の株式取得により、ウェブチャットニー・スタジオ社は、電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」が管轄する電通インディア・グループ(DIG)の傘下となる。

電通は昨年8月にも、インドのクリエイティブ・エージェンシー「タプルート社」を買収している。タプルート社同様、同国およびグローバルに著名なクライアントを持つ同社を傘下とすることで、DIGの顧客基盤をさらに強固なものとしたい考えだ。

1999年に設立されたウェブチャットニー・スタジオ社はこれまでに、インド国内外の国際的な広告祭などにおいて70もの受賞歴を持つ。DIGは今後、ウェブチャットニー・スタジオ社が強みとするデジタル戦略の策定やデジタル・クリエイティブを有効に機能させることで、インドや周辺地域の見込み顧客獲得を推進していきたいとしている。



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