こんにちは、BBDO J WESTの古屋彰一です。
「地方での広告づくり」も、これで最後になります。
東京でも戦えるかも?
インターネットのおかげで、住んでいる場所に縛られずに仕事がしやすい環境が整ってきました。要所さえ直接顔を合わせとけば、後はメールとスカイプで何とかなります。情報格差もかなり解消しつつあります。
僕も、東京の制作スタッフさんと仕事したり、東京のクライアントさんの仕事をする機会も徐々に増えてきています。
いざ東京で勝負してみたら、地方の弱みが実は強みになることに気づきました。
- 制作費格差のおかげで、同じ予算でもよりクオリティを高く仕上げられる。
- 「東京の常識」を知らない提案がクライアントの目に新しくうつる。
- 多数の業種、社風のクライアントとお付き合いした経験からくる「当て勘」や、一人で最後までやってしまう馬力が意外と希少価値がありそう。
まぁ一番大きいのは福岡の制作スタッフのみなさんの能力の高さによるところが大きいのですが、東京のクライアントから地方の広告会社で広告を作るという流れが増えていくといいなぁと願っています。
パルコのキャンペーンは、福岡連合軍みたいな形でやった仕事だったのですが、福岡パルコのキャンペーンが大成功したおかげで全国のキャンペーンをお任せいただいたという、夢の様な展開のお仕事でした。
というわけで、
もしこれをご覧の、東京のクライアントの方がいらっしゃいましたら、地方の広告会社を一度プレゼンに呼んで試してみてください。という宣伝で締めたいと思います。
一ヶ月お付き合いいただき、ありがとうございました。
古屋彰一
(BBDO J WEST クリエイティブディレクター/コピーライター/プランナー)
1978年 福岡県生まれ
[仕事]ホームセンターグッデイ 福太郎めんべい 下関海響館 ムーンスターなど
[受賞]ACCシルバー・福岡広告協会賞グランプリ・FCC審査員特別賞・TCC新人賞など
第1回 地方での広告づくり(5/7)
第2回 地方での広告づくり2(5/13)
第3回 地方での広告づくり3(5/20)
「地方 広告」に関する記事はこちら
「コピーライター養成講座卒業生が語る ある若手広告人の日常」バックナンバー
- 2013年4月 日野原良行「打席はそこらじゅうにある」
- 2013年3月 竹田芳幸「ありがとう。大石さんと石田さん(コピーライターになる編)」
- 2013年1月 平野慎也「25歳、新人コピーライターのリアル。」
- 2012年12月 室山加奈子「Webディレクター、コピーを学ぶ」
- 2012年11月 小野勇樹「いちデザイナーが感じる、言葉の大切さ。」
- 2012年10月 貝洲岳洋「(極私的)広告セレンディピティ(1)」
- 2012年9月 林潤一郎「よく考えない。」
- 2012年8月 小林麻衣子「女子力」より「おっさん力」
- 2012年7月 杉山元規「悩める29歳(1)」
- 2012年6月 栗栖周輔「学歴なし、職歴なしで広告業界に入るには」
『コピーライター養成講座』
講師は一流のコピーライターが直接指導 プロを育てる実践型カリキュラム
いまでも多くの有名クリエイターを輩出している本講座。幾度かの改変を経て、内容を一新。コピーやCMといった、広告クリエイティブだけでなく、インタラクティブ領域のコミュニケーション、マーケティングやメディアクリエイティブなど、さまざまな視点からコミュニケーションを構築する能力を養い、次世代のクリエイターを育てます。