日本能率協会マネジメントセンターは、手帳ブランド「能率手帳」を刷新、「NOLTY(ノルティ)」として新たに展開を開始すると発表した。
1949年に発売した「能率手帳」は、これまで60年以上の間、ビジネスパーソンの仕事の効率化をサポートしてきた。今回のリニューアルの背景には、人々にとっての手帳の位置づけ・役割の変化があるという。「仕事のスケジュールやタスク管理が主な目的であった手帳は、プライベートの夢や目標、日常の出来事などを書き込むツールへと変化を遂げつつある。ユーザーも、ビジネスパーソンから学生、主婦など幅広い世代・ライフスタイルの方々に広がってきている」(同社)。
今回のブランド刷新により、これまでのクオリティはそのままに、若年層をはじめとするより多くの人に幅広いシーンで活用してもらえる手帳を目指すとしている。
「NOLTY」としての展開をスタートするのは今秋から。2014年版1月始まり版の手帳133種類を全国の書店・文具店で発売するとともに、手帳帯や店頭ポスターなど新ブランドロゴでのプロモーションも開始する。
また、ブランド刷新にあわせて、生産体制の強化にも取り組む。長年にわたって「能率手帳」の印刷・製本などの生産工程を担ってきた新寿堂を今年3月に子会社化、より一層の品質向上を追求するべく、生産体制の拡充・効率化を進めている。今後は、手帳という枠組みにとらわれず、自由に「書き記す」ための商品・サービスの展開も視野に入れているという。
同社は、ブランド刷新による新たな顧客の創出と生産体制の強化により、NOLTYブランドの販売冊数を3年間で2012年度比150%まで伸ばすことを目指す。