ヤフーは29日、イーコマース事業の組織変更を発表した。現在、コンシューマ事業カンパニーに集約しているオークション関連事業とショッピング事業を分離し、それぞれ「ヤフオク!カンパニー」「ショッピングカンパニー」とする。専門領域に特化し、各事業を拡大するのが狙い。
「ヤフオク!カンパニー」ではオークションのほか買取サービスを含め「ヤフオク!」ブランドのもと、オンラインを介したリユース市場の拡大や循環型社会の構築に取り組むという。
また「ショッピングカンパニー」ではEC事業の「Yahoo!ショッピング」のほか、アスクルと提携した個人向け通販「LOHACO」、ローソンとの提携による食品の定期宅配「スマートキッチン」といったサービスを含め展開。流通総額の拡大を目指す。
これにより、7月1日付で現・コンシューマ事業カンパニー長の坂本孝治氏(執行役員)がヤフオク!カンパニー長に、また現・CFO室長の小澤隆生氏がショッピングカンパニー長に就任する(執行役員に昇格、CFO室長は兼任)。