東北新社は5月29日、グループクリエイティブ活性化目的とした独立部門「すうどん」を7月1日付で新設すると発表した。東北新社グループ全体のクロスメディア事業推進と新しいメディアに対応したビジネスモデル構築を担うとしている。
同社専務でCMディレクターの中島信也氏と、プロデューサーの井上みち子氏(CM本部第3プロダクションセンター井上ルーム長・部長)によるユニットで、ほかに若手数人を参加させる。「新しいクリエイティブを生み出す」ことをミッションに掲げ、企画プロデュース業務を手掛ける。同社が強みを持つテレビCMや映画、放送、CGなどを核にしつつも、それらにとらわれない領域にもチャレンジしたいという。
「カンヌが広告の賞からクリエイティブの賞に変わるなど環境が変化する中で、新しい領域を開拓していく必要があるとの思いに至った。CMディレクターとしてちょうど30年が経ち、個人的にも新たなチャレンジをする好機と考えた」と中島氏はコメント。なお「すうどん」の名称は、「天ぷらうどんやきつねうどんなど、何にでも化けることができる。あらゆるもののベースになる」(中島氏)ことから、新領域を開拓するユニットへの期待を託したという。