日本広告業協会(JAAA)が主催する「クリエイター・オブ・ザ・イヤー」賞の表彰式が5月31日、都内で開かれ、同賞を受賞した伊藤公一氏(電通)とそれに準ずる「審査委員特別賞」の2人、「メダリスト」の6人がそれぞれ記念の盾を受け取った。
伊藤氏はホンダのクリエイティブディレクション全般を担当するECD(エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター)で、自動車メーカーの仕事を通じて基幹産業を広告の力で支えたことが評価された。伊藤氏は壇上で、「広告の力で日本を明るくできればいいと思ってこれまでやってきた。(今回の受賞で)少しは実現できたのかな、と思っている」と喜びを表した。また受賞の知らせを受け、「周囲からたくさんのお祝いの言葉や飲みのお誘いをいただいた。この賞の大きさを身をもって、また肝臓をもって実感した」と述べ、会場を沸かせた。
JAAAは、今回の受賞者が登壇するパネルディスカッション形式のイベント「JAAAクリエイティブ研究会」を6月21日に開く。参加するのは伊藤氏のほか、審査委員特別賞の福部明浩氏(博報堂)、メダリストの中村信介氏(読売広告社)と中島和哉氏(アサツー ディ・ケイ)の4人。参加費は一般3150円、会員2100円、学生1050円。問い合わせは日本広告業協会03-5568-0876。