日本マイクロソフトは、ICT(情報通信技術)の導入による行政・医療サービスの改革支援を行う新組織「公共イノベーション推進室」を3日付で新設した。政府のICT戦略を支援する狙いで、災害対応やビッグデータ活用などの「公共イノベーションプログラム」を提供する。
公共イノベーション推進室では、住民サービスの向上や、地域経済の活性化、自治体の災害対策などの課題を抱えている公共機関を支援する専門部隊を持つ。
また、公共機関向けに、海外の先進事例の紹介や情報交換会の主催も行う予定。
公共イノベーションプログラムでは、災害対応、オープンデータ・ビッグデータ活用、電子プラットフォーム整備の3つの分野で、自社ツールの提供やコンサルティングによる公共機関向けサービスを提供する。
今後1年以内の目標として、支援プログラムを分野ごとにそれぞれ10の公共機関で導入されることを目指す。プログラム導入の第一弾として、5月に岡山県が災害対策のサービスを取り入れている。