日本パブリックリレーションズ協会は18日、2012年度のPR業の市場規模(推計)は901億円と発表した。PR協会が1年おきに実施している調査で、2010年度(793億円)に比べ13.6%増と市場は拡大傾向にあるという。
調査はPR協会の会員社、非会員社双方に対して行い、回答を得たPR専業社46社の売上高合計に未回答企業分も含めた推計値をを加えたもの。PR専業社やPR関連企業の売上高合計の推計で、PR業務を取り扱う広告会社やSP関連会社の売り上げは除いている。
また調査によると、回答46社の12年度の平均売上高は9億3200万円だが、13年度の売上見込みは平均10億8000万円と16%の伸びを見込んでいるという。13年度は回答社の7割が景気好転を予想している。今後ニーズが増えると思われる業務には「ソーシャルメディア関連」「PRコンサルティング」「危機管理」の順で上位入りした。
調査は3月18日~4月5日、郵送法とWebアンケートで実施。PR協会内外の202社に対して行い、56社(うちPR専業社は46社)から回答を得た。