人生で一番大切なモノ。

cannnes2013

今年のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルの会場。

世界広告祭(正式名称はカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル)が行なわれているフランスのカンヌでこの原稿を書いています。この原稿が世に出る時には、既に全ての入賞作品が発表されていることでしょう。黒子であるはずのヒトたちが、過去に起きた事例について評価をし合う広告賞の類いのモノにボクはあまり興味がないのですが、一年に一度、自分自身が刺激をもらうために、極力カンヌには足を運ぶようにしていて、今回で6回目になります。

世の中便利になっていて、受賞作品なんてのはどこにいても、すぐにインターネットで見ることができてしまいますが、世界中から自分たちと同じ仕事をしている人間が一同に介して、現代の広告についてガッツリ語る1週間というのはなかなか代え難い経験です。地球の裏側のブラジルのコイツも、インドのこのヒトも、同じ悩みや苦労を抱えているんだなあ〜、と思わされるのは新鮮です。

そんなカンヌで感じたことを書いてもいいのですが、カンヌについては色々なヒトが色々とレポートをしているので、もうちょっと他のことを書かせていただきます。

少し重たいのですが、ボクが仕事を進める上だけでなく、生きていく上で一番大切だと思っていることについて。

ボクが一番大切だと思っているもの、それは「ヒト」です。
全てのことはヒトからはじまり、ヒトで終わる。

「いいヒト」と付き合う

多かれ少なかれ人間は、周りのヒトに色々な影響を受けながら生きていきます。ハッピーなヒトが周りにいればハッピーになるし、ネガティブなヒトが周りにいれば自分の気持ちも落ち込むこともあるでしょう。そんな中、できるだけ「いいヒト」「素敵なヒト」と付き合うことが大事だと思います。

素敵な先輩からは多くのものを学ぶことができます。いつかはこんなヒトに自分もなりたい、追いつきたいというモティベーションが湧き出ます。ボクも電通時代の先輩をはじめ、日頃お付き合いしている経営者の方々からも多くのことを学ばせていただいています。メガネブランド「JINS」を経営するジェイアイエヌの田中仁社長は会ってお話をするたびにポジティブなパワーを与えてくれますし、いつも経営者としての自分の未熟さに気づかされます。永谷園の永谷㤗次郎社長はボクにとって兄貴分のような存在で、電通グループから独立をする際のアドバイスと勇気をいただきました。

先輩だけではありません。素敵な仲間や後輩の前では、自分自身も素敵な存在であろうとしますし、カッコいい存在であり続けたいと思うものです。dofでボクの下で働いてくれている畑間晶太の前ではきちんとお手本を見せなければと思いますし、同期入社でプライベートでも仲がいい、電通のアート・ディレクター 戸田宏一郎君との仕事の時は背筋が伸びます。新入社員の時にボクが教育係として接した電通の東畑幸多君や、学生時代にOB訪問でボクのところを訪ねて来た元電通の志伯健太郎君(現glider)の前ではいつも以上に自分の中での「頑張るスイッチ」が入るのを感じます。

このように、いいヒトと付き合う事が、一番自分自身を磨くことにつながるとボクは考えています。

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齋藤 太郎(dof 代表取締役社長 / コミュニケーション・デザイナー)
齋藤 太郎(dof 代表取締役社長 / コミュニケーション・デザイナー)

1972 年11月24日アメリカ合衆国オハイオ州グリーブランド生まれ。 10歳までアメリカで過ごしたのち、来日。小学高学年を佐賀で、中学・高校を名古屋で過ごす。91年慶応義塾大学環境情報学部(SFC)入学(SFC2期生)。大学在学中はひたすらアメリカンフットボールと貧乏旅行(バックパッカー)に明け暮れる。大学在学中に放浪した国は30カ国以上。
95年卒業後、株式会社電通入社。
テレビ局6年、営業局4年を経て、05年にクリエイティブ・ディレクター大島征夫とともに、コミュニケーション・デザインを生業とする、株式会社 dof を設立。13年、電通グループから独立。
製品開発から、マーケティング戦略立案、メディアプランニング、クリエイティブの最終アウトプットに至るまで、 コミュニケーショントータルでの「課題解決」を主眼とした提案を得意とする。幅広い人脈を生かしてのプロデュース力、実現力にも定評があり、最近では海外案件にも精力的に取り組んでいる。

仕事を進める上でのモットーは、「コミュニケーションの力で、世の中をハッピーに。」

【主な仕事】

サントリー 「 角ハイボール」「トリスハイボール」「山崎」「白州」「天然水」「ウーロン茶」
ジェイアイエヌ「J!NS PC」「Airframe」
JR 東日本 「行くぜ、東北。」「My First Aomori」「SUICA」
江崎グリコ 「ハラペコにプリッツ!」
永谷園「生姜部」「あさげ」
資生堂 「 専科」「SUPER MiLD」

【受賞歴】
2012年 日経 MJ ヒット商品番付受賞 JINS PC ( ジェイアイエヌ )
2010 年 日経 MJ ヒット商品番付受賞 専科 ( 資生堂 )
2009 年 日経 MJ ヒット商品番付受賞 ハイボール ( サントリー )

2009 年 第二回 日本マーケティング大賞「角ハイボールのヒット ウイスキー復活にむけて」
2009 年 日本食料新聞社 食品ヒット賞受賞 「冷え知らず」さんシリーズ ( 永谷園 )

twitter:https://twitter.com/doftaro
facebook:http://www.facebook.com/doftaro

齋藤 太郎(dof 代表取締役社長 / コミュニケーション・デザイナー)

1972 年11月24日アメリカ合衆国オハイオ州グリーブランド生まれ。 10歳までアメリカで過ごしたのち、来日。小学高学年を佐賀で、中学・高校を名古屋で過ごす。91年慶応義塾大学環境情報学部(SFC)入学(SFC2期生)。大学在学中はひたすらアメリカンフットボールと貧乏旅行(バックパッカー)に明け暮れる。大学在学中に放浪した国は30カ国以上。
95年卒業後、株式会社電通入社。
テレビ局6年、営業局4年を経て、05年にクリエイティブ・ディレクター大島征夫とともに、コミュニケーション・デザインを生業とする、株式会社 dof を設立。13年、電通グループから独立。
製品開発から、マーケティング戦略立案、メディアプランニング、クリエイティブの最終アウトプットに至るまで、 コミュニケーショントータルでの「課題解決」を主眼とした提案を得意とする。幅広い人脈を生かしてのプロデュース力、実現力にも定評があり、最近では海外案件にも精力的に取り組んでいる。

仕事を進める上でのモットーは、「コミュニケーションの力で、世の中をハッピーに。」

【主な仕事】

サントリー 「 角ハイボール」「トリスハイボール」「山崎」「白州」「天然水」「ウーロン茶」
ジェイアイエヌ「J!NS PC」「Airframe」
JR 東日本 「行くぜ、東北。」「My First Aomori」「SUICA」
江崎グリコ 「ハラペコにプリッツ!」
永谷園「生姜部」「あさげ」
資生堂 「 専科」「SUPER MiLD」

【受賞歴】
2012年 日経 MJ ヒット商品番付受賞 JINS PC ( ジェイアイエヌ )
2010 年 日経 MJ ヒット商品番付受賞 専科 ( 資生堂 )
2009 年 日経 MJ ヒット商品番付受賞 ハイボール ( サントリー )

2009 年 第二回 日本マーケティング大賞「角ハイボールのヒット ウイスキー復活にむけて」
2009 年 日本食料新聞社 食品ヒット賞受賞 「冷え知らず」さんシリーズ ( 永谷園 )

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