【「SIXメンバーが見たCANNES LIONS 2013レポート」バックナンバー】
- (第1回)野添剛士さん
- (第2回)日野貴行さん
- (第3回)大八木翼さん→こちらの記事です
大八木翼
クリエイティブディレクター/インタラクティブクリエイティブディレクター。主な仕事に、六本木ヒルズ TOKYO CITY SYMPHONY、Google Chrome ALL IS NOT LOST、SAMSUNG SPACE BALLOON PROJECTなど。
そのアイデアは、グッとくる未来に向かっているか。
はじめましてのみなさんも、そうじゃないみなさんも。こんにちわ。SIX の大八木翼です!
新しい会社ができて2週間ちょっと。今回はSIXメンバーみんなで4度めのカンヌに来ました。なんだか修学旅行みたいな気分です。
でも、そんなちょっとした浮かれ気分も吹き飛ぶほど、今年のカンヌは厳しいものでした><。
なんというか、全体的に大人なんですよ。数年前からサイバーをにぎわしていた、わくわくするようなテックなフレッシュアイデアたちが姿を消し、代わりに本当にワークする(した)、つまり世界的にみんなが知っているモノしか受賞しない時代になったな、と、あらためて。数々の部門が乱立するカンヌのなかで、サイバー、そしてこれから発表されるチタニウムとフィルムに関しては、格調高くそびえ立つ壁を感じました。(でも、だからこそ僕らSIXの仕事のレベルは、そこに合わせないと!!!って改めて思うんですけれど。)
ちなみに、サイバー部門でシルバーを受賞した「TOKYO CITY SYMPHONY」」
ぶっちゃけ、スタッフ、そして何より森ビルのみなさんの熱い期待を一手に背負っていたので本当にほっとしました。
「獲ったよ!」ってみんなに電話したり、(森ビル)辻社長とメールのやりとりをしてた瞬間が、いちばん充実してたかもしれないなぁ。
サイバー部門審査員の北風(博報堂 北風勝氏)も、「タレントもマスの力も使わずに、よくぞ今年の高い壁を破った。森ビルの活動そのものが、TOKYOのクリエイティビティと結びついた幸福な仕事」と審査の様子を振り返ってくれました。東京の未来、そして可能性を世界中にプレゼンするんだ!ってかなりチーム一丸気合い入っていたので、この評価はとってもうれしかったです。
では、【個人的に好きだったアイデア12】ざっくりシェアしますね!
【予告】ブレーン9月号(8月1日発売)では、カンヌライオンズを特集します。
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