村山佳奈女(コピーライター)
畠山侑子(大広 第1CD局BDC コピーライター・プランナー)
60周年カンヌライオンズもついに幕を閉じましたが、引き続き、突撃した世界の若手をご紹介。今回は、30歳以下の参加者だけが招待される“ヤングカンヌパーティ”で突撃です!ビーチを貸切り、ダンスステージを囲んで行われるこのイベント、毎年激しく盛り上がり、広告、文化、宗教、そして恋バナに花が咲きます。このパーティ会場にいる誰かが、いつか審査員になるかもしれない、いつかグランプリをとって会場を沸かせるかもしれない、と思うと胸が高鳴ります。最初は、スウェーデンからきたぴちぴちの彼女!
――自己紹介をお願いします。
「Berghs school of communicationから来ました、Tonje Halvorsen。23歳の学生よ。」
――かなり有名なスウェーデンのコミュニケーション専門学校だよね。今回は初参加?
「ええ、Young Creative Academyのスカラーシップを得て参加したの」
――すばらしい。酔っぱらう前に質問させて。今年の作品の中で一番好きなものはなんですか?
「うーん『Nike + training kinect』 Nikeのトレーナーが、一人ひとりに合わせたトレーニングプログラムをカスタマイズしてくれるゲームソフトよ」
――今年からスタートした“イノベーション部門”でもショートリストに入っていたよね。去年サイバー部門でグランプリを受賞した“Nike Fuelband”もそうだけど、商品ができあがってから、さぁ広告を考えようというのではなくて、商品づくりと広告づくりが同時に進められるプロジェクトに、エージェンシーが関わる時代なんだって実感するよね。ちなみにスウェーデンではどんな広告が盛り上がってる?
「『Curators of Sweden』!スウェーデンの観光当局が公式ツイッターアカウントを市民に週替わりで貸し出して、自由に投稿してもらうってやつ。」
【予告】ブレーン9月号(8月1日発売)では、カンヌライオンズを特集します。
『最新カンヌセミナー2013』
厳選された優良事例を「アイデア」「インサイト」「成功要因」に分解し、血肉化する
プレゼン勝率の高いプレイヤーが率いるチームほど、カンヌの受賞作を研修の一環として活用しています。それが実務で応用できるのは、自らの頭でエレメントに分解して、吸収しているためです。宣伝会議では厳選事例の裏側を学び、筋の良いアウトプットに活かすセミナー2013を開催いたします。