カンヌライオンズで、世界の若手に突撃インタビュー!~スウェーデンの情熱的な女子大生と意気投合!

――さっきのFuelbandと去年サイバー部門グランプリを分け合った作品だよね。私も衝撃的だった。エージェンシーもクライアントもユーザーも一緒になって国をハッピーにする広告ってすごい。ちなみにツイートした?

「してない(笑)」

――ざんねん(笑)。まだ学生ってことだけど、将来の夢ってある?

「今までなかった、他とは違う価値を作っていきたいわ」

――まさにイノベーションを作っていきたいと。

「でも同時に、一番好きなメディアは、グラフィック広告などトラディショナルなメディアなの」

――へぇ。どんなところが好き?

「手で触って、においをかいで、五感で感じることができるでしょ」

――素敵な理由。すごいわかる。人間っぽいよね。

「そうなの。だから、デジタルはめっぽう弱くて。これから学んでいくつもり」

――トラディショナルの良さもありながらイノベーションできる作品、いつか作れるといいね。

ありがとう!あとは思いっきり飲んでください!

日本ではメジャーではありませんが、海外ではコミュニケーションや広告を学ぶことを専門にした有名校が多く存在するようです。Tonjeさんの学校もそのひとつ。講義ではクライアントの課題をCD、ADコピーライター、アカウントマネージャーなど専門分野を学んできた生徒がチームになって作品を作り上げるワークもあるよう。そんなに若いころから実習していったら将来どんだけビックになっちゃうの!

カンヌの目玉セミナーのひとつである、全世界の学生向けに実施される企画コンペ「FutureLions」では、見事日本のチームが初受賞。カンヌに集まる若者は、まさに未来のカンヌの中心人物なのかも。

本連載は明日も更新予定です! どうぞお楽しみに。

村山佳奈女
村山佳奈女(むらやま・かなめ)
1984年、東京生まれ。一橋大学を2留して卒業後、フリー(ライ)ターを経たのちに編集者、現在は外資系広告代理店に勤務(2年目)。賞罰ともにあまり無し。TBSラジオ「文化系トークラジオLife」crew。特技は金魚すくい。
畠山侑子
畠山侑子(はたけやま・ゆうこ)
大広 第1CD局BDC コピーライター・プランナー。1984年酒屋の娘として誕生。2007年SFC卒業後、大広に入社。プロモーション局を経てクリエーティブ局へ。2013年アドフェストにヤングロータス日本代表として出場、シルバーを受賞。その他の受賞歴はラジオ広告電通賞グランプリ、ACCブロンズ等。現在はPanasonic等を担当。特技は腹話術。

【「カンヌライオンズで、世界の若手に突撃インタビュー!」バックナンバー】

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