日本コカ・コーラは25日、コーポレートサイトを約5年ぶりにリニューアルし「Coca-Cola Journey」としてオープンした。
特徴は、ウェブマガジン型コンテンツ「コカ・コーラ ストーリー」を加えたこと。コカ・コーラだからこそ持ちうるストーリーを分かりやすい形に編集し、誰もが持つ“知りたい”“学びたい”という気持ちに応える内容にする。
「ブランド」「ライフスタイル」「自動販売機」「ビジネス」「イノベーション」「パートナー」「ピープル」「サスティナビリティ」「歴史・文化」「グローバル」の10のトピックスにまつわるストーリーを1週間に1~3本のペースで更新する。
開設時には、日本コカ・コーラのティム・ブレット社長と竹中平蔵慶大教授の「日本経済復活」を語る対談や、プロサッカー選手の三浦和良氏のインタビューなどを掲載している。
紹介するコンテンツの方向性やテーマは広報が決定するが、企業目線を消費者目線に変換するための役割としてプロの編集者にも参加してもらい、運用する。記事提供者は編集者のほか、同社がこれまで仕事をしてきたファッションや音楽などさまざまな業界の協力者も含む。
「コカ・コーラ ストーリー」は、米本社が2012年11月にグローバルサイトに加えた新コンテンツ。SNSの普及に伴って消費者の間でやりとりされる情報量や情報取得のルートが多様化することにあわせ、コーポレートサイトのリニューアルを検討する中で、「偶然、グローバルでローンチしたコンテンツが日本として考えていた課題解決の方向性と合致した」(広報・パブリックアフェアーズ本部 佐藤克哉氏)。日本発のストーリーが英語・ドイツ語に翻訳され、世界中に発信されることもある。
今後、会員数1200万人の会員制サイト「Coca-Cola Park」や公式ツイッター(約8万フォロワー)、公式フェイスブック(約38万ファン数)との連携により、「Coca-Cola Journey」への月間訪問者数100万人以上を目指す。