電通、イージス・メディアCEOを執行役員に選任――海外事業強化に向けた体制づくり進む

ジェリー・ブルマン氏

電通は、本日27日に取締役会を開催し、電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」の CEOで、同社傘下の「イージス・メディア」の CEOを兼任するジェリー・ブルマン(Jerry Buhlmann)氏を、電通の執行役員に選任した。

ブルマン氏は7月1日付で執行役員に就任し、海外事業を担当するとともに、上記役職を引き続き兼任する。

今年3月末にイージス・グループの買収を完了した電通。これにより同社の連結売上総利益に占める海外比率は、買収前の18%から約44%(※注)へと拡大した。また、5月17日に発表した5年間のグループ中期経営計画でも売上総利益の海外事業構成比を2018年3月期までに55%に高めるとの目標を掲げている。電通は、イージスとの協業体制を活かし、グローバルクライアントのさらなる取引拡大を目指す。


※注
電通の2012年度連結売上総利益実績と旧イージス・グループの2012年度Revenue(IFRS)を単純合算したもの。

参考

ジェリー・ブルマン氏(Jerry Buhlmann)略歴
1959年11月 英国生まれ
1989~1999年 BBJ(英国のメディアエージェンシー)創設。
1999年 イージス・グループにBBJを売却し、イージス・グループに入社。
2000~2003年 イージス・グループ傘下のカラ・インターナショナルCEO として
       グローバルクライアントを担当。
2003~2008年 イージス・メディア欧州 CEO
2008~2010年 イージス・メディアCEO 兼 イージス・グループ取締役
2010~2013年 イージス・グループCEO
2013年3月 電通イージス・ネットワークCEO 兼 イージス・メディアCEO
2013年7月 電通 執行役員(兼任)

written by sendenkaigi

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