P1 サイバーエージェント「購買に直結する新しい広告手法が続々と登場」
P2 セールスフォース・ドットコム「SNS上の顧客を捉えて最適なアプローチを実現」
P3 マリンソフトウェア「広告主はアドデータを使いこなすべき」
購買に直結する新しい広告手法が続々と登場
講演者:山内隆裕(サイバーエージェント 取締役 スマートフォン広告事業管轄)
「スマートフォン広告市場は、今年1000億円の大台に乗り、2016年には2000億円規模になる」とスマートフォン広告事業を管轄する山内隆裕氏は、今後の見通しを示した。
ユーザーは、自分の趣味や嗜好に合った広告、あるいはクーポンやお得情報などを求める傾向にあるという。また「スマートフォンは、最もプライベートなメディアであり、マスメディアとは異なるユニークな特性がある」(山内氏)と指摘。ユーザー同士の交流に活用される「コミュニケーション性」、自分らしさを演出するために外装や内装にこだわる「アクセサリー性」、移動時間などでの利用が多い「ひまつぶし性」、生活を利便化する「生活支援性」を挙げ、なかでも今後は、「『生活支援性』による活用が増える」とした。
こうした特性により、「広告を見て、購入するところまで、施策をシームレスに設計可能になった」と山内氏。スマートフォンが、広告と店頭での購入を媒介する役割を果たすという。このような施策を実現するソリューションとして、LINE上で対象商品購入者のみにオリジナルのスタンプをプレゼントできる「LINE マストバイ」や、NFC搭載スマートフォンをICタグにかざすと、フェイスブック上に「いいね!」ができるO2Oプロモーションサービス「リアルいいね!S」、交通広告・OOHとスマートフォンを連携させた「スマートOOH」などが紹介された。
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