P1 サイバーエージェント「購買に直結する新しい広告手法が続々と登場」
P2 セールスフォース・ドットコム「SNS上の顧客を捉えて最適なアプローチを実現」
P3 マリンソフトウェア「広告主はアドデータを使いこなすべき」
広告主はアドデータを使いこなすべき
講演者:ジェイ・レヴェルズ(マリンソフトウェア 執行役員)
企業のマーケティング活動においてITにかける予算が拡大し、世界的にはCDO(チーフデジタルオフィサー)のポジションを置く企業も増えている。
マリンソフトウェアのジェイ・レヴェルズ氏は「今年5月、米アクセンチュアがデジタルマーケティングと広告ツールのコンサルティング会社・アクイティを300億円で買収したように、マーケティングテクノロジーの強化は顕著なトレンドとなっている」と強調した。
こうした変化の背景には、広告・マーケティング領域においてWEB・デジタル関連市場が劇的な成長を遂げていることがある。企業は、消費者との関係構築の方法が大きく変わったことを認識してはいるものの、さまざまなチャネルからデータを収集することに追われ、その先の分析や、それに基づくユーザー最適化は、まだ十分に行われているとは言えない。「データを手に入れることが重要なのではなく、分析し、いかに早く実態を捉えることができるかが重要」(レヴェルズ氏)。
こうした状況を踏まえ、レヴェルズ氏は、同社のデジタル広告管理プラットフォーム「Marin」を紹介。同サービスでは、データの収集から分析・活用にかかる時間を大幅に削減し、より高い投資対効果を得ることが可能であると説明した。「デジタル広告は、データの管理が何よりも重要。より早く入手し、より早く分析し、パフォーマンスを改善するためのデータパックを導入すべき」と締めくくった。