ファンとの絆を深める、ソーシャルメディア活用 Facebook異業種コラボレーション――コーセー/サッポロビール/ヤマハミュージックジャパン

宣伝会議は、6月5日に東京・港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で、「宣伝会議インターネットフォーラム2013」を開催しました。WEB・デジタルテクノロジーの発展と、それに伴って大きく変わりつつあるメディア環境や消費者行動をとらえ、企業コミュニケーションの未来と、そこでのデジタルの活用可能性を探る同イベント。今回の来場者数は、前回の2591人を大きく上回る3521人にのぼりました。
幅広い業種・業態の企業でデジタルマーケティングに取り組む責任者・担当者が登壇した講演はもちろん、そうした企業の取り組みをサポートするツールや技術を紹介する展示にも多くの人がつめかけ、会場全体が熱気に包まれました。ここでは編集部が特に注目した講演にスポットを当て、そのレポートをご紹介します。

講演者:小林 祐樹 コーセー 宣伝部 宣伝企画・PR課(写真左)
森 勇一 サッポロビール 営業本部 企画推進部 デジタルマーケティング室(写真中)
前田 武敏 ヤマハミュージックジャパン 事業企画部 WEB・CRM推進課 アシスタントマネジャー(写真右)

    

企業のフェイスブック活用が進む中で、企業のフェイスブックページを介したコラボレーション企画が増えている。

コーセー「雪肌精」のフェイスブックページでも、キャラクターである「SETSUKO」が姿を消して、コラボレーションした異業種企業5社のフェイスブックページに次々と出現するキャンペーンを展開。ファンは「雪肌精」のフェイスブックページに掲載されたヒントをもとに、「SETSUKO」が出現する他社のページを探し、回答を応募。抽選でコーセーの商品がプレゼントされるキャンペーンを実施した。

本講演では、企画の発案者であるコーセーの小林祐樹氏と、参加したサッポロビールの森勇一氏、ヤマハミュージックジャパンの前田武敏氏が登壇し、プロジェクトの概要を紹介した。前田氏は「コラボにより新規ターゲットにリーチできた」とキャンペーンを評価。運用においてはコンテンツ開発が課題になるが、既存ファンにとってのマンネリ化解消にも役立つコンテンツとなったという。

またディスカッションでは、自社でコンテンツを制作するサッポロビール、運用に広告会社が関わるコーセーと、運用方法の違いについても言及された。自社メディアを介し、広告主同士がつながる機会が増える中、広告会社の役割は、との問いに小林氏は「運用方法も課題も企業ごとに異なる。従来の広告ビジネスとは性格の異なるものも多いと思うが、企業のソーシャルメディア運用に対しては広告会社が関われる余地も大きいはず」と答えた。


「これからのマーケティングに求められること」
をテーマに、コメントをいただきました。


バランス

小林 祐樹 コーセー

 


「これからのマーケティングに求められること」
をテーマに、コメントをいただきました。


コミュニケーションスキル

森 勇一 サッポロビール

 


「これからのマーケティングに求められること」
をテーマに、コメントをいただきました。


・インサイトを探る!
・データを探る!
二つのバランス

前田 武敏 ヤマハミュージックジャパン

宣伝会議 インターネットフォーラム事務局 2013
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