共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)を運営するロイヤリティ マーケティングとTwitter Japanは7月18日、共同記者説明会を開催。ロイヤリティ マーケティングがTwitter Japanの協力を得て、Ponta会員がツイートするだけでポイントをためることができる新サービスの開始が発表された。
Ponta会員はツイッターアカウントをロイヤリティ マーケティングが運営するサイト「Ponta.jp」に登録することで、キャンペーンに参加が可能。特定のハッシュタグをつけて、ツイートすることでキャンペーンへのエントリーが完了する。その後は、実店舗にて通常通りPontaカードを提示して購入するだけで、後日ボーナスポイントが付与される。
Pontaに参画する企業(現在、68社・89ブランド)が、キャンペーン実施を申し込むと、Twitter Japanの広告商品を使って、キャンペーン情報をTwitter上で拡散。キャンペーン参加のユーザーのツイートを通じて、さらなる拡散を狙う。
ロイヤリティ マーケティング・執行役員 IDマーケティング事業本部 本部長の澤田伸氏は「ユーザーからユーザーへの情報の拡散、エンゲージメントの構築に強みを持つTwitterと連携することで、Pontaの送客機能にさらなる情報の拡散、ユーザーのロイヤリティの向上に寄与するプログラムを目指す」としている。
すでに米国Twitter社では、アメリカン・エキスプレスと連携しツイートするだけで商品が購入できるプログラム「Amex Sync」が始まっているが、日本においてはこうした連携は初の取り組み。Twitter Japanヘッド オブ ブランドストラテジーの葉村 真樹氏は「現在も企業のマーケティング活動におけるTwitterの活用は進んでいるが、この取り組みを通じて新たなマーケティング活動支援をしていきたい」と話している。
現時点で、エイチ・アイ・エスと日本ケンタッキー・フライド・チキンのキャンペーン実施が決定。キャンペーン情報のリーチ目標やユーザーに提供するインセンティブの総量などによって予算額は変わるものの、1キャンペーンあたりの価格は150万円以上から。
現在ユーザーに対するインセンティブは、ボーナスポイント付与のみだが、Pontaカードは発行時に住所などの情報も登録しているため、サンプリング配布などのサービスも検討しているという。