大塚製薬のポカリスエット「宇宙CM」で、世界初となる宇宙ステーションでのCM撮影を敢行したことで知られるクリエイティブディレクターの高松聡氏は、個人向けの宇宙旅行代理店「SPACE TRAVEL」を16日、設立した。米国で宇宙旅行を提供しているスペースアドベンチャーとパートナー契約を結び、旅行プログラムを提供していく。ポカリスエットやカップヌードルの宇宙ステーションロケを実現してきたSPACE FILMSでの経験をもとに、本格的な“宇宙旅行時代”を予見し、日本での営業をスタートする。
「私たちは宇宙というディスティネーションの魅力を誰よりも知っていると思っています。宇宙に行きたいと願う方の思いを誰よりも理解しているとも思っています。(中略)取り扱う宇宙旅行には、できる限りまず私たちが行ってきます。そしてその実体験に基づいて、その魅力を共有していきたいと思っています」(「SPACE TRAVEL」設立プレスリリース文より抜粋)。
提供を始めたプログラムは、「月旅行」(約17泊18日・約150億円)、「国際宇宙ステーションへの旅」(約13泊14日・約52億円)、「日帰り(弾道飛行)宇宙旅行」(1日・約1100万円)の3つ。今後、公式ウェブサイトとソーシャルメディアを通じて、宇宙旅行や宇宙に関する情報を発信していく。