日本アドバタイザーズ協会Web広告研究会は5日、これまで企業のWeb担当者らの自主運営で開催されてきた「企業ウェブ・グランプリ」の運営を引き継ぐと発表した。インターネット分野で優れた成果を挙げた人材を表彰する「Webクリエーション・アウォード」と統合し、「第1回Webグランプリ」にリニューアルし同日エントリー受付を開始した。
「Webグランプリ」内に、優れた企業サイトを顕彰する「企業グランプリ部門」と、個人の功績をたたえる「Web人部門」を設ける。それぞれ旧「企業ウェブ・グランプリ」「Webクリエーション・アウォード」をベースにしたもので、企業グランプリ部門はこれまで10以上の細かい部門に分かれていたものを、大きく「企業サイト賞」「プロモーションサイト賞」に分け、ほかに「浅川賞」(アクセシビリティ賞)「スチューデント賞」を設ける。「Web人部門」は最高賞の「Web人大賞」とそれに次ぐ「Web人賞」が贈られる。
募集や審査方法は従来と変更はない。企業グランプリ部門の参加は1社3サイトまでで、エントリー費は5万円。Web人部門は適格者の推薦を募り、一般投票による一次審査と会員社投票による二次審査を経て各賞を決める。両部門ともエントリー、推薦受け付けは8月30日まで。選考を経て、12月に贈賞式を開く予定。
企業ウェブ・グランプリは、日本IBMで企業サイト運営責任者を務めていた稲富滋氏が中心となって2007年に創立し、これまで6回開催された。企業のWeb担当者が互いを評価し、受賞サイトを決めるのが特徴で、運営もWeb担当者らによって進められてきた。稲富氏はIBM退任後も事務局長を続けてきたが、賞を長く続けていくためにWeb広告研究会による運営に移管した。
「アクセシビリティ」関連記事はこちら