ニコニコ動画とLINEのスタンプを組み合わせて物語を作る方法

笑いから泣きへ

ウェブを見て泣いたことはあるでしょうか?笑いをとるネットのコンテンツは多くなってきましたが、今後発展すると思うのは、ウェブで泣かせる感動系のコンテンツです。エンタメの常道なのに、ネットではまだ発達していない分野だからです。

実は私は、大阪の虎ガラのオバチャンの記事で、はじめて泣きに挑戦しています。オバチャンのお父さんが亡くなって、トラになることを決心したくだりですが、Twitterの反響でも「なぜか泣けた」といった多数のコメントがついて嬉しかったのを覚えています。

私が言うのもなんですが、コンテンツはウケないとはじまりませんが、結局は共感されないと商品に落ちないので意味がないと思っています。具体的には例えば、映画「ライフ・オブ・パイ」は、少年とトラが苦難の中で、心を通わせる話でもあるのですが、大阪のオバチャンの記事では、美少年とオバチャンが心を通わせる部分に共感してもらうことで、映画の良さを疑似体験してもらおうと思っていました。このように、ウケることだけで終わらずに、泣きと共感につなげるのが今後のテーマです。

さて、以上で連載は終了となりますが、いかがだったでしょうか。ネットの広告とコンテンツのあり方は、まだまだ始まったばかりですが、ここ数年、ネットでもコンテンツを作りたいというクライアントは明らかに増えているので、希望を持ちながら、新しいモノを作り続けたいと思っています。一緒に作れるクリエイターはいつも探していますのでFacebookでご連絡頂ければ嬉しいです。

それではこれまで読んで頂き、ありがとうございました!

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谷口 マサト[LINE 広告事業部 チーフプロデューサー]
谷口 マサト[LINE 広告事業部 チーフプロデューサー]

72年滋賀生まれ。LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー。
横浜国立大学の建築学科を卒業後、建築業界には進まず、空手修行のため渡米、主にヌンチャクを学ぶ。空手のテキサス州大会と柔術の大会で優勝した後、帰国するもヌンチャクでは食えず、96年にいち早くネット業界に入る。
制作会社を経て外資系のIT系コンサル会社へ。当時日本で数少ないIA(情報設計)の専門家として、大手コマースサイトのリニューアルを多数担当後、ライブドアへ。現在はLINE株式会社にて、企業とのタイアップ広告企画を担当する。

一方で、運営する個人サイト「chakuwiki/借力」は累計4億2千万PVでベストブログ・オブ・イヤー賞(エンタメ部門)など受賞多数。サイトから発展した『バカ日本地図』などの書籍を宝島社などから6冊出版している。

Blog: http://blog.chakuriki.net/
Facebook: https://www.facebook.com/masato.taniguchi.5
Twitter: http://twitter.com/chakuriki

谷口 マサト[LINE 広告事業部 チーフプロデューサー]

72年滋賀生まれ。LINE株式会社 広告事業部 チーフプロデューサー。
横浜国立大学の建築学科を卒業後、建築業界には進まず、空手修行のため渡米、主にヌンチャクを学ぶ。空手のテキサス州大会と柔術の大会で優勝した後、帰国するもヌンチャクでは食えず、96年にいち早くネット業界に入る。
制作会社を経て外資系のIT系コンサル会社へ。当時日本で数少ないIA(情報設計)の専門家として、大手コマースサイトのリニューアルを多数担当後、ライブドアへ。現在はLINE株式会社にて、企業とのタイアップ広告企画を担当する。

一方で、運営する個人サイト「chakuwiki/借力」は累計4億2千万PVでベストブログ・オブ・イヤー賞(エンタメ部門)など受賞多数。サイトから発展した『バカ日本地図』などの書籍を宝島社などから6冊出版している。

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