格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは7日、同社従業員による選考の結果、8月に導入する新機体の愛称が「WING of TOHOKU」に決定したと発表した。
同社は、4月12日に同社初の東北路線である仙台-大阪間の就航を開始したことを記念して、福島・宮城・岩手・山形・秋田・青森の東北6県の小・中学校に在学する児童・生徒対象に愛称を募集するキャンペーンを実施。→詳しくはこちら。
応募要件を満たす60作品の中から、福島県福島市の竹田和奏(たけだ・わかな)さんによる「WING of TOHOKU」が選ばれた。
愛称の発表は、ドイツ・ハンブルクのエアバス社で実施された新機体の引渡式で行われ、その場には竹田さんとその家族、またエアバス社やハンブルク市の関係者など約30人が招かれた。
ピーチ・アビエーション代表取締役CEOの井上慎一氏は、「仙台-大阪間線は、グルメや観光でご利用いただくお客さまのほかに、東日本大震災で被災し、故郷を離れて関西にお住まいの方や、復興支援活動に従事されている方々にもご利用いただいている。『WING of TOHOKU』が新機体として加わり、東北・仙台と関西、そしてアジアの国々がより強く結ばれることで、これまで以上に多くの人々が東北を訪れ、それが復興支援につながることを願っている」としている。
機首付近に愛称が記された新機体は、今後、国内・国際線で運航される予定だ。