営業ツールや店舗、社内研修など多様な現場で活用進む
iPadなど普及が加速するタブレット端末のビジネス活用のポイントや事例を紹介するセミナーが7月31日、都内で開かれた。宣伝会議から発行される書籍「ビジュアルシフト——電子カタログで加速するビジネス」(アマナ協力)の発売を前に行われたもので、企業のマーケティング担当者ら200人強が出席した。
ネットワークでつながった多機能端末の利用が進む「スマートデバイス化」を背景に、デジタルコンテンツならではの特性を引き出した「電子カタログ」制作の考え方、中でもビジュアル活用の重要性に話が及んだ。
第1部では、ソフトバンクモバイルで主席エヴァンジェリストを務める中山五輪男氏が、iPadをセールス現場などに導入して営業効率アップや受注増につなげたケースを挙げ、スマートデバイス活用が多様なビジネスの現場で進んでいると強調した。またアップルの「App Store」から無料でダウンロードできるアプリの中から、画像処理や表計算などに役立つものを複数紹介。「こうしたアプリを活用することで、iPadさえあればノートPCを使う必要がなくなっている」と述べた。
第2部は、アマナで電子カタログのプロデュースを推進する八島智史氏と山形康弘氏が登壇。企業のタブレット導入は営業ツールのほか店舗やイベントでの使用、社内研修など多様な場面で広がってるとし、同社が制作を手掛けた事例を紹介した。