大海原進む帆船イメージ 全広連、60周年でロゴ刷新

広告界ともに支えてきた――日本民間放送連盟

公益社団法人全日本広告連盟の創立60周年を心よりお祝い申しあげます。その歴史は、民間放送の歴史とちょうど重なります。貴連盟と民放連は、戦後日本社会において広告の意義を認知させ、その価値を向上させていくために手を携えてきたと感じております。

地上波民放テレビは昨年3月に全国でデジタル化を完了しました。21世紀においても、衛星放送を含め、テレビが最大のマスメディアとして発展していく体制を整えることができたと確信しております。一方、ラジオに関しては、25年度からラジオ再価値化プロジェクトを展開し、媒体価値を示す新指標である“ユニークリーチ”の活用をはじめ、その実力を社会にもう一度訴えさせていただこうとしています。広告界の中核を担われる全広連のますますのご発展を祈念いたしますとともに、放送広告の価値向上をめざす私どもの活動にも引き続きご支援くださるようお願いいたします。(専務理事・木村信哉)

青森ねぶた、書き割り披露――青森大会の“見せ場”

東北三大祭りのひとつ、青森市の青森ねぶた。市中を練り歩く巨大な武者人形の山車「ねぶた」の制作者がねぶた師だ。大会のフィナーレには、昨夏女性初のねぶた師としてデビューした北村麻子さんが登壇。ねぶたの面の輪郭や目、鼻などの太い線を墨で描く「書き割り」をステージ上で披露した。

顔はねぶたの命とも言われ、1年がかりで進められるねぶたの制作工程で最も重要な作業。その筆遣いがねぶた師の人生を左右するとも言われる。ねぶた囃子が流れる中、唇や鼻の輪郭、最後に目を入れ、10分足らずで描き上げた。

北村さんは、「大勢の方の前で書き割りをするのは初めて。緊張しました」と述べ、出来栄えを聞かれると「まずまず」と答えた。

書き割りの最中は、ねぶた囃子とともに、祭りの踊り手「跳人(はねと)」による踊りが披露された。昨年の「ミスター跳人」に選ばれた野澤俊さんら跳人たちが「ラッセラー」の掛け声のもと、ステージから客席までを飛び跳ねた。

「本番」の青森ねぶた祭りは8月2日~7日に開かれた。

北村麻子さん

面に墨を入れるねぶた師の北村麻子さん


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全日本広告連盟
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