日本アド・コンテンツ制作社連盟(JAC)事務局は8月26日、「リマーカブル・ディレクター・オブ・ザ・イヤー2013」の受賞結果を発表した。今回は34歳までを応募資格とし、応募数は17社31名32作品、昨年より8作品増加となった。
テーマは、「いじめ防止キャンペーン」(60秒)で、リマーカブル・ディレクター・オブ・ザ・イヤーを受賞したのは、電通クリエーティブXの畔柳恵輔氏、ティー・ワイ・オーの吉村 瞳氏、AOI Pro.の大森 歩氏の3名。
電通クリエーティブXの畔柳氏の受賞作は「卒業生のことば」。卒業式の設定を巧みに活用し、“苦しめた・苦しんだ”日々の思いを吐露することによって「いじめ防止」を強く、分かりやすく訴求したこと、そして出演者の表情を見事に引き出した巧みな演出力が高く評価された。ティー・ワイ・オーの吉村氏の作品「フルーツバスケット」は、「いじめ」をフルーツバスケットという、ポピュラーなゲームに設定し、暴走していく「いじめ」の過程を最高潮に高めてインパクトを生みだした作品、AOI Pro.大森 歩氏の「空気」は釣り文字というアイデアで印象的な画面を設定し、「気持ちを読もう」と強く訴えかけてテーマを的確に表現する作品だった。
ファイナリストは、博報堂プロダクツの秋山貴広氏、ワンダラクティブの寳榮夕貴氏、ピクトの三浦和徳氏、東北新社の泉田尚美氏、電通テックの森 昭太氏、電通クリエーティブXの松岡 優氏の6名が受賞した。