世界各国の「公認」サンタクロースが集まるイベント「第1回 世界サンタクロース会議 in 天草」が7日から9日まで熊本県天草市で開催される。日本を含む7カ国から「グリーンランド国際サンタクロース協会」公認のサンタクロースが来場し、サンタクロースによる来場者との交流イベントや、地元の小学校をはじめとする施設訪問が行われる。日本で、国際サンタクロース協会公認の特別会議としてイベントを行うのは初めて。
8日には、トナカイのソリレースやプレゼント袋の遠投などの種目で、世界で最も優秀なサンタクロースを決めるイベント「サンタクロース・ウインターゲーム」の日本代表選考会を開催。代表をかけて国内から応募した35人が競い合う。
今回のイベントは、公認サンタクロースでミュージシャンのパラダイス山元氏と、PRキャラクター「くまモン」のプロデュースで知られる、天草出身の脚本家・小山薫堂氏の手によるもの。天草地域の観光PRの一環で、1566年に宣教師を招いて以来、地域に根付くキリスト教信仰の伝統を生かしたイベントとして企画した。
公認サンタクロースは、各国のクリスマスに関わる歴史や文化の継承を目的に、1957年に設立された国際組織「グリーンランド国際サンタクロース協会」の認定を受けたサンタクロースで、クリスマスの正しい過ごし方の啓蒙や教育に取り組む。公認サンタクロースの数は全世界で約120人。