気鋭の写真家の初公開写真が70点以上、銀塩写真の表現を追求する 「ゼラチンシルバーセッション2013」

本年度のポスター

銀塩写真でしか表現できない写真の楽しさ、面白さを広く知ってもらうことにより、次の世代のためにも銀塩写真技術や機材、フィルム、印画紙等を守っていく思いを繋げていくプロジェクト「ゼラチンシルバーセッション(GSS)」。20006年のスタート以来、展覧会やワークショップ、トークイベントなどを展開してきた。

今年も10月4日か東京・六本木アクシスギャラリーにて、恒例の写真展「Gelatin Silver Session 2013 – Save The Film」が始まる。7回目となる今回は、参加する写真家に未発表作品を出品するよう依頼。新作もあれば、すでに発表されているもののアザーカット、また写真を始めたころの作品で、この企画がなければ、プリント展示されることのなかったものなど、70点以上の写真すべてが初公開となる。また、生誕100 年記念として、植田正治氏の作品が特別展示される。


特別展示される植田正治氏の作品

さらに本年度は「第1回 GSS Photo Award」を開催。10月14日16時からゼラチンシルバーセッション会場(アクシスギャラリー)内で公開審査を実施し、グランプリ・GSS 賞を決定する。なお、受賞者には次回のゼラチンシルバーセッション展への出品の権利および副賞として受賞者が希望するFUJI FILMの感材10万円分が贈られる。こちらの応募締切は10月2日(水)必着。募集作品はフイルムで撮影し、印画紙にプリントした作品のみ、応募者については国籍、年齢、経験(プロ・アマ)は問わない。

展示作品とは別に写真作品のサイレントオークションを同時開催。収益の全額は、東北の復興支援活動へ寄付する。


(左)昨年の展覧会の様子(右)本年度より新しくなったロゴ。デザインは古平正義氏。

開催概要

会 期: 10 月4 日(金)~10 月20 日(日) 12 時~20 時(最終日は18 時まで)
会期中無休
入場料: 500 円(リーフレット込み、学生無料)※リーフレットは無くなり次第終了
会 場: AXIS GALLERY

参加写真家(予定)

石塚元太良、市橋織江、井津建郎、井津由美子、井上佐由紀、Bruce Osborn、笠井爾示、片桐飛鳥、勝倉崚太、小林 昭、小林紀晴、小林伸一郎、今 道子、十文字美信、菅原一剛、鋤田正義、瀬尾浩司、田尾沙織、瀧本幹也、辻 佐織、津田 直、泊 昭雄、百々 新、百々俊二、中野正貴、中藤毅彦、中道 淳、ハービー・山口、蓮井幹生、Mark Higashino、平間 至、広川泰士、広川智基、藤井 保、藤塚光政、本城直季、水越 武、宮原夢画、三好耕三、村越としや、本橋成一、森本美絵、森山大道、八木 清、山本哲也、若木信吾、渡邉博史
生誕100 年記念特別展示:植田正治

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