多くのクリエイター、アーティストとコラボレーションを行うクリエイター集団ライゾマティクス。彼らがテクノポップPerfume(パフューム)のために行ってきた、最先端メディアによる演出術にフォーカスした初めての展覧会が、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて開催中だ。
ライゾマティクスは、2006年設立。デザイン、アート、建築、数学、工学など、さまざまなバックグラウンドを持つ個性豊かなメンバーからなるクリエイター集団。Webから空間におけるインタラクティヴ・デザインまで、既存の枠組みを越えたクリエイションにより、常に新たなフォーマットを生み出し続けている。
近年はPerfumeの舞台演出のテクニカル・サポートのほか、プログラミングやデヴァイス制作などによる先端メディアを用いた舞台やMVなどの演出、また美術館などでのメディア・アート作品の展示などを制作。その一つ、「Perfume “Global Site Project”」は第16回(2012)文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞、国際広告賞「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル 2013」銀賞を受賞した。
本展では、インスタレーション作品「Physicalizing Data by Rhizomatiks」(2012)をはじめ、「Spring of Life」の衣装(2012)、世界デビューを記念したプロジェクト「Perfume “Global Site Project”」(2012、2013)、「Perfume WORLD TOUR 2nd intro」(2013)、そして最新作の「3D Scan System for Perfume」(2013)が展示されている。
9月28日(土)午後2時よりライゾマティクス真鍋大度氏,演出振付家 MIKIKO氏,映像ディレクター 関和亮氏らを迎え、アーティスト・トークが開催される(入場無料、当日先着順)。
開催概要
会期: 開催中、10月20日(日)まで。
会場: NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA
館時間: 午前11時─午後6時(入館は閉館の30分前まで)
休館日: 月曜日(月曜が祝日の場合翌日)
入場料: 一般・大学生500円、高校生以下無料