積極的な情報収集を行う学生との接点と繋がりをいかに設計するか
日本経団連の倫理憲章見直しにともなう採用スケジュールの過密化により、企業の新卒採用担当者は短い期間に自社の特長や具体的な仕事内容、仕事のやりがいなど多くのことを今までよりも魅力的に伝えなければならなくなりました。
その結果採用プロセスの歩留まりを上げることに注力した超大手クラスは、前年より10ポイント以上高めたケースも多くみられました。しかし準大手クラスでは内々定確定人数は減少傾向になっています。そのため、例年は夏で終わっている採用活動を継続せざるをえないケースが増えているのです。
採用活動の中長期化を引き起こすもう一つの理由が、スケジュールの集中化です。学事日程と重ならない土曜や平日夕方に会社説明会などのスケジュールが組まれることになり開催日程が重複するケースが相次ぎました。
そのため選考に入る前に学生が選択を迫られるケースが増え、優先度が高い人気企業に学生が集中しました。その結果、それ以外の企業への応募学生の多様性までも失われるという結果を招くこととなったのです。
ただ学生たちは早い段階で選択を迫られる分、商品やサービスへの関心よりも企業そのものに関心を高く持っています。企業を鑑賞するといった受け身な姿勢ではなく、一生をかけられる会社であるかを点検するように情報を集めています。
いま、新卒採用に求められるのは積極的な学生と中長期的につながるための広報。コミュニケーション戦略の設計です。
「採用広報強化セミナー」開催概要
開講日 2013年10月22日(火)
講義時間 10:00~19:00
定 員 60名(定員になり次第、締め切らせていただきます。)
講義回数 1日集中
開催場所 東京・南青山
受講価格 ¥ 39,800