日本アドバタイザーズ協会(JAA)は2日、第53回「消費者のためになった広告コンクール」の各賞を発表した。最高賞の経済産業大臣賞には、味の素(新聞広告)、パナソニック(雑誌広告)、東京ガス(テレビ広告)のがそれぞれ選ばれた。
消費者モニターや消費者団体、学識経験者などが審査するのが同賞の特徴。広告制作者が審査する他の広告賞と比べ、生活密着型の商品・サービスが選ばれる傾向にある。応募総数は過去最高の4366点で、前回より659点増えた。また新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、Webサイトの5部門すべてで前回の応募数を上回った。
表彰会は11月22日、東京都港区の八芳園で開かれる。
主な受賞作品は次の通り。(広告主名、広告内容、作品タイトルの順)
【経済産業大臣賞】
[新聞]味の素(企業広告)「最初の晩餐。」
[雑誌]パナソニック(補聴器)「30年目のヒア・リング。」
[テレビ]東京ガス(企業広告)「家族の絆 ばあちゃんの料理」
【JAA賞】
[新聞]凸版印刷(企業広告)「印刷テクノロジーで、世界を変える。TOPPAN」
[雑誌]東芝(LED照明)「夜になると、姿をあらわすルーヴルがある。」
[テレビ]明治(企業広告)「バレーボール女の子編」
[ラジオ]パナソニック(カーナビ)「人生案内編」
[Web]三井不動産リアルティ(三井のリハウス)「三井のリハウス『みんなの声鉛筆』」
【金賞】(受賞社名のみ)
[新聞]朝日プリンテック/味の素/白十字/旭化成ホームズ/東京スマートドライバー/西日本新聞社
[雑誌]グリコ乳業/パナソニック/キヤノンマーケティングジャパン/LVJグループ ルイ・ヴィトン ジャパンカンパニー/良品計画/ACジャパン
[テレビ]サッポロビール/東京海上日動火災保険/日本心臓財団
[ラジオ]大阪ガス/資生堂
[Web]ロッテ
【ベストパートナー賞】(経済産業大臣賞の広告会社、制作会社に贈呈)
[新聞]電通
[雑誌]クリエイターズグループMAC
[テレビ]電通、ホリプロ