紀伊國屋書店は、KADOKAWA、講談社とともに、学校・公立図書館向けの電子書籍貸出サービス提供の準備を始めるために合弁会社「日本電子図書館サービス(略称:JDLS)」を15日に設立した。
電子書籍元年と言われた2011年以降、さまざまなデバイスやストアが誕生し、電子書籍市場は拡大傾向にあるが、図書館における電子書籍貸出サービスはまだまだ実験的な段階にとどまっている。これまで3社は、電子書籍時代における利用者の利便性向上、図書館関係者の運用への支援、著作者への適正な利益配分等を行う業界共通プラットフォームの必要性について議論を重ねてきた。
今後、学校・公立図書館向け電子書籍貸出サービスのフィージビリティスタディと、各種事業インフラの構築、提供、運営の準備を行っていく。