Great Place to Work®Institute(本部サンフランシスコ)は、10月22日(アメリカ時間)、第3回「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキング(World’s Best Multinational Workplaces List)を発表した。
Great Place to Work®Institute は、世界45カ国以上において、世界共通基準で調査分析を行い、一定基準に達した会社を「働きがいのある会社(Great Place to Work®)」に選定し、各国ごとの有力経済誌にてベストカンパニーとして発表している。各国での調査結果を元に、グローバルで展開している多国籍企業の中で「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキングベスト25社を選出した。
今回の25位までの順位は以下の通りとなっている。
- Google (情報技術 インターネットサービスプロバイダー)
- SAS Institute (情報技術 ソフトウェア)
- Netapp (情報技術 ストレージ データ管理)
- Microsoft (情報技術 ソフトウェア)
- W. L. Gore & Associates (製造業 化学)
- Kimberly Clark (製造業 家庭用消費財)
- Marriott (ホスピタリティ ホテル/リゾート)
- Diageo (製造・生産 食料品、飲料)
- National Instruments (製造・生産 エレクトロニクス)
- Cisco (情報技術)
- Autodesk (情報技術 ソフトウェア)
- Monsanto (バイオ&医薬/ /バイオテクノロジー)
- BBVA (金融サービス・保険 銀行 クレジット・サービス)
- American Express (金融サービス・保険 銀行 クレジット・サービス)
- Hilti (小売 // 専門)
- Telefonica (電気通信)
- Accor (ホスピタリティ ホテル/リゾート)
- Quintiles (ヘルスケア サービス)
- SC Johnson (製造業 家庭用消費財)
- Fedex Corporation (運輸 荷物、貨物輸送)
- Atento (プロフェッショナルサービス コールセンター受託)
- Mars (製造・生産 食料品)
- McDonald’s (ホスピタリティ 外食)
- The Coca – Cola Company (製造・生産 食品・飲料)
- Novartis (バイオテクノロジー・医薬品)
(カッコ内はGPTWカテゴリに基づく産業業種。)
Great Place to Work ® Institute Japanのホームページ
「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキングの問い合わせ先はJP_contact@greatplacetowork.com
「働きがいのあるグローバル企業」世界ランキングは以下の条件を満たした企業から選ばれている。
- 各国の2012-2013実施調査で5カ国以上でベストカンパニーに選定されている。
- 従業員数が全世界で5000人以上。
- 自国(本社の所在国)以外の従業員比率が40%以上。
Great Place to Work® Institute は、世界45カ国以上で、世界共通の基準で、「働きがいのある会社(Great Place to Work®)」を調査分析し、発表している。アメリカでは、この「働きがいのある会社」リストに名を連ねることが、「一流企業の証」と受け止められている。アメリカにおける2014年版「働きがいのある会社ランキング」は2014年1月頃に発表予定。
アメリカ人の69%は、たとえ失業していても、悪評高い企業では働きたくない
人材関連サービス大手のAllegisグループと連携している媒体CRマガジンは、毎年発行している企業のレピュテーション調査から「アメリカ人の69%は、たとえ失業していても、悪評高い企業の仕事を拒む」ことが明らかになったと発表した。CRマガジンのCEO、エリオット・クラークは、「今年度の結果は、優れた才能をもつ人材を採用し離職させないためには、ポジティブな企業の評判がいかに重要かを示している。私たちの毎年の分析は、この感覚が年々強くなっていることを示している」と語っている。
インターネット、SNSの普及とともに、企業情報サイトのコンテンツも充実してきており、一般の人が企業内部の情報を得やすくなっているなかでは、グローバル企業が優れた人材を集めるためには、従業員を含めた社内外のステークホルダーとのコミュニケーションの重要性が増しているといえそうだ。
CRマガジン(Corporate Responsibility Magazine)のホームページ
同誌は、100 Best Corporate Citizens Ranking(企業市民ランキング・ベスト100)の調査・発表を行っている。CEOのエリオット・クラーク氏は、2006年に創設されたSharedXpertise Media(有限責任法人)のCEO。同社は世界最大のCR(企業の責任)フォーラムであるCommit!Forumを開催、情報誌を発行している。
日本では、Great Place to Work® Institute Japanが2007年から調査、発表を開始しており、日本における2014年版「働きがいのある会社ランキング」は、「日経ビジネス」において2014年1月下旬ごろに発表予定。エントリー方式なので、同調査の認知度の高い外資企業が多く、日本国内のすべての企業が入っているわけではないが、就職活動や転職活動の参考になる情報であることは間違いない。
ちなみに、2013年の日本におけるランキングは、下記の通り。
- グーグル
- 日本マイクロソフト
- Plan・Do・See
- ワークスアプリケーションズ
- サイバーエージェント
- アメリカン・エキスプレス
- ザ・リッツ・カールトン東京
- トレンドマイクロ
- 三幸グループ
- ディスコ
- モルガン・スタンレー
- セプテーニグループ
- アサヒビール
- 日本イーライリリー
- プルデンシャル生命保険
- 船井総合研究所
- ブラザー工業
- 東京海上日動システムズ
- ポジティブドリームパーソンズ
- アイ・ケイ・ケイ
- 良品計画
- アボットジャパングループ
- 堀場製作所
- ザ・リッツ・カールトン大阪
- ルネサンス
- ノボノルディスクファーマ
- ザイマックスグループ
- DHLジャパン
- ガリバーインターナショナル
- インテリジェンス
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