宣伝会議賞の過去の受賞作品の中には、実際の広告として世の中に発信されたものも数多くあります。ここでは、第50回の受賞作品が広告化された事例を、受賞者からのコメントとともにご紹介します。
広告化された宣伝会議賞 受賞作品
(1)クリエイティブ・ディレクターとして制作にも参加!【CMゴールド】(この記事です)
(2)自主提案で一大キャンペーンに発展【協賛企業賞】の記事はこちら
CMゴールド受賞 青木美菜代 さん(筑波大学2年生)
もともと、好きなCMをiPodに入れ持ち歩くほどのCM好き。応募期間中はWEBで商品のことを調べたり、実際に使ってみたりと情報収集をし、アイデアを書きだしていました。
応募本数はCM30本、コピー120本の計150本。
その中で、書店で重い脚立を使った時に脚立の性能の違いを知り、それを伝えたいとの思いで生まれたのがこの案です。
広告化のお話をいただいた際は嬉しいばかりでしたが、「普段脚立を使用しない方にPRして効果があるのか」など自分の案の甘さをご指摘いただき、広告制作の難しさを感じました。
2週間に一度は大阪へ向かい、金曜から月曜にかけて泊まりで制作に携わらせていただいていたため、一時は大学の友人より制作チームの方とお会いする日のほうが多いほどでした。
制作過程で一番緊張したのは、長谷川工業様へのプレゼン。プレッシャーで前日は眠れなかったほどです。
撮影中、面白かったのが、女の子が男の子の上に覆いかぶさるシーンの撮影時、大人たちがぞろぞろと集まってはやしたてていたこと(笑)。
応募に始まり、今回経験させていただいたことのすべてが勉強になりました。今年の作品を見て、また学ばせていただきます。
長谷川工業「企業広告」テレビCM
〜オチ(落ち)ない彼女編〜※ほか1編
受賞作品の字コンテがこちら!
図書室に中学生の男女がいる。
女の子が脚立に登り本を取ろうとする。女『きゃっ』
脚立がぐらつき倒れ女の子が
近くにいた男の子の上に覆いかぶさる。見つめあう二人。
ナレーション『こんなことは起こりません。
だって脚立が長谷川工業。』(ささっと脚立に登り本をとる女の子の様子)
企画制作:博報堂関西支社+春企画
ECD:小池光洋
CD:青木美菜代
企画:佐久間英彰
WEBディレクター:押井 猛
PR:田中誠之
PM:坂元佑次
演出:村瀬常明
AE:黒木大輔
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