社内報を成功させる秘訣その(1)
自分たちが読みたいものを作る
頭の中だけに存在する誰かのために作った記事は、正直面白くないのです。「社内報読まれないんですよね」と言われる方の大半はズバリ、内容が面白くないからです。言いたい事伝えたい事があると思うのですが、まず先に面白く、読みたいなと思わせないと手に取ってもらえません。そういう意味でも参考にしたのは「東スポ」です。見出しで釣って、ちょっと気になる感じの一面にしていました。社内で気になるだろうという事を取り上げてはいるのですが、少なからず自分たちが読みたいものを記事にしていました。なかなか難しいと思うのですが、まず自分たちの読みたいものを突き詰めていくのがいいと思います。
社内報を成功させる秘訣その(2)
印刷部数を少なくする
そもそもの社内報の目的ですが、社内コミュニケーションの活性化を軸としていましたので(やってる時はそんな大それたこと意識していませんでしたが…)、面白い事を書いて話題に上がる事とその存在自体が話題にあがるように、好評で「もっと印刷して」と言われても決まった部数(サイボウズの場合だと35部)しか印刷しませんでした。どうしてかというと、一人一冊あると大抵家に帰って家族と読むのかなと思います。それだと家族のコミュニケーションは活性化されても社員同士が話すきっかけにはなりません。大体座席の1列に対して1冊あれば、読み終わったら隣の人から「つるピカ読み終わったら貸して」と会話が生まれます。「これ面白かったから」とさらに会話が弾むかもしれません。そんな事を考え、黄金比率ではないですけど、印刷部数を調整していました。
社内報を成功させる秘訣(3)
その他でわかる事は書かない
社内報にしか載ってないから読むのであって他でわかる事なら他の所で読むと思うんです。例えばサイボウズの場合だと、その人の出身地や名前などはグループウェア上の自己紹介で記載されています。そんなことをあらためて紙の社内報で読むのかというと読まないです。どちらかと言うとその人のあだ名であったり、同期の中でどんな存在かが分かったりする方が読むと思います。人はそんな事の方が興味がありますし。同期内の相関図を作った回は傑作だったと今でも思っています。その他、その年の100大ニュースだったり、年始に書初めをしたりもしました。昔懐かしい事をやるとみなさん積極的に参加して貰えます。