「感動課、社内報を書く」

社内報を成功させる秘訣(4)
つまらなくなったらやめる

ボランティアでやってたので許されたことではあるのですが、いくら楽しくても続けているとつまらなくなってきます。そんな時は無理をせず発行をやめたらいいと思います。どうしても出さないといけないからという事に縛られると無難な事、ありきたりな事に行きついてしまいます。出す方もしんどいですし、読む方もイマイチだなと思います。そんなときはスパッとやめてみるもんです。また、書きたくなったら書いたらいいし、「これは記事のネタだろう」みたいな事があれば「そろそろ出さないんですか?」と言われるようになります。

社内報その3
社員同士の結婚式で配布された号外です。二人のなれ初めなどをすっぱ抜いています。

そう言っても「つるピカ」も2年ほど続けてから休刊したままです。産休に入ったN澤さんが編集してこその「つるピカ」だったので出さなかったのもあるのですが、一度やめた事をまた始めるのは大変です。

その代わり?といったら変ですが、社内報「つるピカ」チームは、新聞を出さずとも色々な形になって残っています。二年に一度は創業記念祭のイベントの実行委員として集まりますし、感動課として壁に貼る新聞を作るときも「つるピカ」の名前を借りています。

その他で言うと、ブライダル関係?の依頼がちょいちょい舞い込んできます。社員同士の結婚式用に新聞を作成したのがきっかけですが、二次会の幹事をやったり、幹事までいかなくてもオープニングの映像やグッズの製作、メッセージビデオの作成を依頼される事が増えました。二次会の幹事はもう何組やったか忘れたくらいです。たまに、何も頼まれずに二次会に参加していると「あれ?何もしないんですか?」って聞かれるときがあるくらいですから。普通に祝いたいだけの時もあります。

社内のさまざまな事を知っていないと社内報は作れませんし、そういった意味でも、社内報を作っていた時のノウハウや社内での人間関係は感動課になった今でも活きています。もしかしたら、社内報を楽しく作れる人の中に、感動課に向いている人は潜んでいるのかもしれません。

今回は少し感動課の話とはずれましたが、こんな感じで終わりにさせていただこうと思います。次回は、サイボウズで製品がリリースされるときに行うリリースパーティーの様子を伝える「感動課、こだわりを伝える」をお送りしたいと思います。お楽しみに。

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福西 隆宏(サイボウズ 人事部感動課 課長)
福西 隆宏(サイボウズ 人事部感動課 課長)

1974年奈良県生まれ。1998年に龍谷大学を卒業後、NECモバイリングに入社、2004年サイボウズへ転職。開発部ドキュメントグループにてサイボウズ製品のマニュアル制作に携わる。2011年感動課設立に伴い異動、現在に至る。
twitter:Kando_ka
HP:http://cybozu.co.jp/

福西 隆宏(サイボウズ 人事部感動課 課長)

1974年奈良県生まれ。1998年に龍谷大学を卒業後、NECモバイリングに入社、2004年サイボウズへ転職。開発部ドキュメントグループにてサイボウズ製品のマニュアル制作に携わる。2011年感動課設立に伴い異動、現在に至る。
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