※『宣伝会議』10月号、11月号掲載記事より抜粋。
【インタビュー】
ただ今、活躍中!
ACCファイナリスト(2012年)、TCC新人賞(2013年)ほか受賞多数
佐藤舞葉さん(電通北海道クリエーティブ局コピーライター)
2010年電通入社、第3クリエーティブ局にコピーライターとして配属される。2013年より電通北海道に出向。主な担当クライアントは、パイロット、ライオンなど。
宣伝会議賞では、毎年2000本応募することが目標・・・
なのですが、目標ははるか遠く、10分の1に届いたこともありません。もちろん受賞したこともありません。
応募を始めたのは、電通に入社し、コピーライターに配属されたことがきっかけです。「若手のコピーライターなら当然応募するべき賞」という感じでした。
コピーライターであるにも関わらずコピーが苦手なことがずっとコンプレックスだった私。だから宣伝会議賞のように「コピー1本」で勝負できる広告賞はとても勉強になる、貴重な機会です。
私は一次審査を通過するので精一杯だったのですが、『宣伝会議』の審査通過発表号や『SKAT』に同期の名前が載っているのを見て、「私も頑張らなきゃな」と日ごろの業務の励みにもなっていました。
今までいろいろな理由をつけてサボっていましたが、しっかりとコピーと向き合うために、今年は腰を据えてチャレンジしたいと思っています(と、自分にプレッシャーをかけてみる)。
宣伝会議賞は、仕事と違って、トライしなくても誰も困らない。たった独りの、孤独な賞です。自分のスキルアップのために、どれだけ注力できるか。それはもう、「やる気」としか言いようがありません。
だからこそ、受賞したら100%自分のものですし、カッコいい。コピーに対する純粋なモチベーションが試されていると思います。
入賞した作品をみて、「こんな発想があったのか!」「へぇ、なるほど」と驚くことはもちろん、「なぜこれが?」と思うようなコピーも、正直あると思います。
宣伝会議賞のいいところは、「なぜこのコピーが選ばれたのか」という視点を持てること。一次審査を通過したコピーが見られるのもありがたいですね。
締め切りまでは「コピーを書く力」、発表後は「コピーを選ぶ力」が鍛えられる賞だと思います。