トヨタ エスティマは10月30日、映画「エスティマ ドリームリレー・ムービー」の完成披露試写会を開催した。
映画は、全国の子どもたちがWebやワークショップで考えた奇想天外な物語をつなぎ、一本の映画を完成させる「CREATE THE FUTURE PROJECT」によって制作されたもので、エスティマが2010年から続けているソーシャル体験型ブランディングの一環として実施された。
プロジェクトの内容は、全国の子どもたちからサイトを通じて絵や台詞を募集し、それを東京、福岡、金沢、夕張の4都市で行われるワークショップで物語化、さらに12人の監督がその物語を映像化して、最終的に1本の映画を作りあげるというもの。完成した映画は、謎のドライバーに誘われてエスティマで仲間たちと旅に出た少年が、時空を超えたさまざまな体験をしながら成長する物語になっている。
中に登場するキャラクターや台詞、設定などは全て子どもたちの発想が元になっており、12人の監督は、子どもたちの“自由すぎる”脚本と悪戦苦闘しながら、映像を作りあげた。子どもたちののべ参加人数は、1853人にのぼった。
完成披露試写会には、ワークショップに参加した子どもたちと監督、そして主題歌を提供したDREAMS COME TRUEらが出演。トヨタマーケティングジャパン マーケティング局の片岡史憲氏は、「エスティマがなぜ映画をつくるのか疑問を持つ方も多いと思う。
エスティマは、元々未来や可能性をコンセプトに開発を進めてきたクルマ。私たちはそれを『エスティマインド』という言葉を使って表現している。今回のドリームリレームービーは、まさにその点で親和性が高い企画」とコメントした。
本映画は、プロジェクトの特設サイトで全編(1時間)を公開しているほか、2014年「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でも上映される予定だ。